カナダ雁の教訓
カナダ雁は翼をはばたくとき「上
昇力」を後に続く鳥に作り出して
います。V字編隊で群れとなって
、一羽で飛ぶ ときよりも７１％も
飛行距離を伸ばことができるの
です。
雁が編隊からはずれ、一羽で飛
ぼうとしても風の抵抗で前へ進め
ません。そこで、直前を飛ぶ鳥に
よる「上昇力 」の 利益にあずか
るために、すばやく隊に戻るので
す。
先頭の雁が疲れたとき、その鳥
が編隊の後方にまわり、別の鳥
が先頭に立ちます。編隊の雁は
うしろのから鳴き声を上げて、
前の鳥を元気づけるようにして
編隊のスピードを保つのです。
一羽が病気になったり、傷ついた
り、打ち落とされたりしたとき、二
羽の編 隊を離れてその鳥の後
を追って行き、その鳥を助けたり
守ったりします。二羽はその鳥が
再び飛べるようになるか、あるい
は死ぬまでいっしょにます。そし
て、その鳥たちは自らの道に乗
りだして他の編隊に入るなり、群
れに追い付くなりするのです。
この一文は、１９９４年６月４日に開
かれた「’９４精神障害者日本カナダ
交流」のお別れパーティの席上、第
２次カナ代表団から’９４精神障害日
本カナダ交流協議会（現会の前身）
へ、カナダ雁の彫刻とともに贈られた
盾に記されていたものです。
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■はじめに
私たちは’９２年にみずからも心の病を抱えた故久良木幹雄氏がカナダのバン
クーバーを訪問し、彼の地の進んだ精神保健ケアシステムを日本に紹介しよ
うと運動始めたのをきっかけに、日本とカナダを中心に交流協議会を発足し
ました。
そして東京の練馬区を拠点に今まで６度のカナダ訪問、４度に渉るカナダ側の
関係者、当事者の招致をしました。
会のメンバーは福祉事務所、保健所、福祉施設、当事者、医療関係者、一般
市民を含むという大変広範囲に及び、参加者すべてが自由な参加、自由な意見
を述べるをモットーに現在も精力的に活動をしています。
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■第６次訪問とイベント
２００８年８月練馬文化センターで日本精神外来学会が開かれました。
２日間に及ぶ学会は大盛況で当事者、医療関係者、福祉関係者、商店会など
地域の人々、薬品会社関係の人などが参加しました。
その幹事であった、金杉クリニックの金杉院長のサポートを契機に、私達は
その年の１０月に第６次カナダ訪問を実現しました。
カナダでは色々なケアがリカバリとピアサポートを中心に行われつつありま
した。そこで持ち帰った二つのコンセプトを中心にすえ、２０１０年には
二つのイベントとカナダからの関係者の招致を計画しています。
予定は、次の通りです。
２０１０年３月１４日８（日）
講演会 「わたしのリカバリー in 練馬」
於 練馬区豊玉地域障害者支援センター「きらら」
<詳細>
２０１０年７月４日（日）
講演会 「わたしたちのピアサポート in 杉並」
於 杉並区役所杉並保健所
地下講堂
<詳細>
２０１０年１1月２日（火）
講演会 「わたしたちの夢を叶えるピアサポート」
於 武蔵野公会堂
カナダから、現役ピアサポーター緊急初来日！！！
デヴィ セスーラ
ジュード スワンソン
両氏による講演
<詳細>
２０１３年 １０月２７日（日）
「２０周年記念集会」
於 練馬区豊玉地域障害者支援センター「きらら」
<詳細>
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■ピアサポート交流会
早いもので 私たちが、カナダから二人のピアサポーター
を招き、講演会を行ってから５年の歳月が過ぎました。
それに先だって私たちは、２０１０年７月に
講演会「わたしたちのピアサポート in 杉並」を開きました。
それから日本のピアサポート事情も大きく様変わりした
と思います。
そこで改めて、近隣の多くの区からピアサポーターを
集い、交流会を企画しました。
予定は次の通りです。
「ピアサポート交流会」
２０１５年 ２月２２日（日）１４：００〜１６：３０
於 杉並区産業商工会館
<詳細>
逝別 私たちが２０１０年１１月に日本に招いたカナダの
ピアサポーターの一人、ジュード・スワンソン氏
がお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈り
いたします。
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